花瓶/フラワーベース
デンマーク王室御用達のRoyal Copenhagen BACA(ロイヤルコペンハーゲン,バッカ) シリーズの大きな花瓶です。
1969年〜73年に製造されたEllen Malmar(エレンマルマー)にデザインされました。
陶器の下地として錫釉を使用するファイアンス焼きを採用しており、明るい色は鮮やかに発色することで暗い色とのコントラストが際立つ表現が特徴です。
厚みのある釉薬が自然な風合いを作り出し、温かみのある印象を与えています。
複数の釉薬が層を成し、隣り合う色と色のかけ引きはハンドペイントならではの魅力と言えるでしょう。
白地に黄色や茶色でらせん状に、躍動するように描かれた花の絵柄が特徴的な大口の花瓶です。
絵付師によって同じパターンのものでも風合いが若干異なるところもお楽しみいただけます。
同じ柄で描かれえた花瓶は、小さい規格のものもございますが、こちらは高さ31cmと大きめく、飾っておくだけでも存在感があり、絵画の様なアート空間を醸し出してくれそうです。
ヴィンテージアイテムになりますが目立った汚れやダメージもなく、良好なコンディションです。
BACAシリーズはアートディレクターを務めたニルス・トーソンを中心に4人の男性デザイナーにより、1933年から制作されました。
ファイアンス焼きならではの色彩が織りなす大胆で渋い力強い作品が多いシリーズです。