花瓶
デンマークのヴィンテージショップで出会った一輪挿しです。
形状はシンプルですが、色彩の仕上げが印象的なお品です。
一番下の層は明るい黄色の部分で、そこに赤茶色の層が上塗りされています。この顔料自体が細かなパターンを描いており、近くで見ると全く印象が変わります。
このまとまった層を釉薬で覆い、貫入り(釉薬によるひび割れの表現)を見事に演出しています。
上部から流れ出ているような層は、極小の花びらにも見える金色の細かな集合体で、見る角度や光の当たり方によって表情を美しく変えます。
こちらはヴィンテージアイテムになりますが目立った汚れやダメージもなく、良好なコンディションです。