ビアマグ
エレン・マルマーによるバッカシリーズのビアマグ。1975年〜1979年にかけての作品。花瓶やプレートに見られる金褐色の作風ではなく、イヤーカップなどに通じるブルーを基調とした優しい感じのデザイン。仕切られたエリアに、よく見ると複雑な色が織りなすふわっとした花の絵柄が重なって独特の雰囲気に仕上がっています。陶器の下地として錫釉を使用するファイアンス焼きを採用しており、明るい色は鮮やかに発色することで暗い色とのコントラストが際立つ表現が特徴です。取っ手下に一部塗装の欠けが見られますが他は良好なコンディションで、ビアマグとしても、オブジェとしてもご使用いただける作品です。