Poul M Voltherポール・M・ヴォルター
ポール・M・ヴォルターはハンス・J・ウェグナーの紹介でFDB(デンマーク生活協同組合連合会)に入社し、のちにボーエ・モーエンセンより27歳の若さでデザインマネージャーを引き継いだ実力派のデザイナー。
新たなデザインを新たな素材とともに生み出すことに意欲的で、日食の連続写真から着想を得たとされるコロナチェアは当時の先端技術である発砲素材とスチールを組み合わせ生み出されました。しかしその先端的すぎたデザインから彼の代表作として評価されたのは彼の死後ですが、この作品は多くの映画などで使用されています。
正統派のシンプルで美しく頑強な家具作りにも力を発揮し。J48を始めとする国民的ヒット商品を数多く世に送り出しました。彼の作品の何点かは現代でも素材を変え生産が続けられています。