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北欧ヴィンテージ家具の大切な素材のひとつ、「生地」。新たに生地を張り替える際お世話になっているメーカーの一つがKvadrat。Kvadratは1968年にデンマークで創業しました。そのコンセプトは単純に「生地を生産する」という事ではなく「新たな表現の一つ」として普遍的な価値を持つ製品を生み出す事です。今回はそんなkvadratの生地について。
Kvadratのホームページに書かれているのは
“テキスタイルデザインの美的、芸術的、技術的な限界に常に挑戦しています”
という文言。
建築家からエンドユーザーに至るまで、全ての人がより良いインテリア環境と生活の質の向上を実現するために採用しているアプローチが「外部デザイナーとのコラボレーション」です。
Kvadratには社内デザイナーが存在しません。しかし、創業のきっかけとなったNanna DitzelのHallingdal 65を始め、世界中の様々な分野で活躍するデザイナーと生地の共同開発を進めてきました。
現代では日本の皆川明氏ともコラボレーションを行い、より芸術性の高い生地を世に送り出しています。
<kvadratのホームページはこちら>
デザイン性と並び、Kvadratを特徴付けるもう一つの大きな要因は、徹底した素材へのこだわりです。いくら美しい生地でも耐久性や使い心地に難があれば顧客の支持を受けることは困難です。
Kvadratは原料として耐久性が高く、高品質なニュージーランド産の羊毛を採用しています。加工については歴史と実績のある3つの工房(イングランド、オランダ、ノルウェイ)で行い、3度に渡る厳重な検品を経て私たちの手に届きます。
羊毛と組み合わされるのはナイロンや樹木由来の素材で、静電気が起こりにくいよう科学的なロジックに基づいて配合されています。
更に、「呼吸する生地」とも言われる羊毛の特性は多くの北欧家具が持つ「木」の特性とも合致し、特に湿度調整の点で大きな効果が期待できます。
「高級な生地を使って、汚してしまったらどうしよう」というところが気になりますが、羊毛は「メンテナンスフリー」とも言われるほどメンテナンス性に優れています。
羊毛の特性の一つである撥水性は生地になっても健在です。一般的な化学繊維に比べると水分を吸収しにくいため、液体をこぼしてしまってもすぐに吸い取ってあげれば多くの部分を除去することが可能。
中性洗剤を薄めたものを含ませた布で叩くようにすれば、かなり目立たなくなります。 *完全に除去できる、という事ではなく相対的に液体が浸透しにくい、という特性です。
また、細かなホコリなどは掃除機で優しく吸い取ってあげるのがベスト。コロコロなども使用して良いのですが、掃除機に比べ生地へのストレスが少し強くなりますので頻繁に行う場合は少し注意が必要かもしれません。
長年使用する事を考えた時に気になる色褪せについては3週間の紫外線照射実験を行い、より色褪せにくい結果が出たものを採用し、かつ市場からのフィードバックに基づき登録状況を随時更新しています。摩耗耐久テストと合わせ、多くの公的機関を彩るkvadratらしいこだわりです。
“より美しく、長く、快適に“
この理想を実現できる素材のひとつとして、CLOVERSKYはKvadratを選択しています。
CLOVERSKYでは北欧ヴィンテージに限らず、生地の張り替えを承っております。kvadratの生地にご興味を持たれましたら、是非一度ご相談ください。
*一部お取り扱いできない生地もございますので、予めお問い合わせをいただきますと幸いです
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