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北欧ヴィンテージ家具の品質は、修復技術だけで決まるものではありません。 実は最も重要なのは、その前段階である「買い付け」です。 私たちは基本的に現地へ直接足を運び、自分たちの目と手で状態を確認した家具だけを選んでいます。 今回は、実際の買い付け現場の様子とともに、家具選定の基準をご紹介します。
買い付け先となる北欧の倉庫には、数十年かけて集められた家具が整然と並んでいます。 特別な家具だけが別の場所に置かれていることはなく、希少なモデルも無名の家具も、 すべて同じ空間に並んでいます。 つまり現場では、置かれている場所ではなく、 その家具そのものを見極める力が求められます。
私たちは基本的に、直接現地で確認して買い付けを行います。 写真だけで判断する仕入れはほとんど行いません。 なぜならヴィンテージ家具は、見た目だけでは状態が分からないからです。 確認するのは外観ではなく構造。 接合部の精度、歪み、木材の乾燥状態、過去の修理痕など、 実際に触れなければ分からない要素を一台ずつ見ていきます。
同じ倉庫に並ぶ家具でも、すべてが同じ価値を持っているわけではありません。 ある家具はそのまま使え、ある家具は修復が必要で、 ある家具は修復しても長く使えない場合もあります。 重要なのは「良さそうに見えるか」ではなく、 修復後にどこまで本来の状態へ戻るかを判断することです。 買い付けとは、探す仕事ではなく見極める仕事だと考えています。
店頭に並んでいる家具は、現地にある膨大な数の中から選ばれたものです。 私たちが重視しているのは次の基準です。 ・構造が健全であること ・修復後に長く使用できること ・素材の状態が良いこと 見た目の印象ではなく、これから先どれだけ使えるか。 その視点で一台ずつ選定しています。
ヴィンテージ家具は一点ごとに状態が異なります。 だからこそ、どこで見つかったかではなく、 どんな基準で選ばれたかが重要になります。 私たちは「仕入れること」ではなく、 「長く使える家具だけを選ぶこと」を買い付けの目的としています。 気になる家具があれば、ぜひその背景にある選定基準にも目を向けてみてください。 そこに、その一台の本当の価値があります。