デンマークモダンを語るうえで欠かせないデザイナーの一人、ポール・M・ヴォルター(Poul M. Volther)。今回ご紹介するのは、彼らしい合理性と美しさが静かに同居する《3 Seater Sofa》です。華美な装飾は一切なく、それでいて空間の質をぐっと引き上げてくれる——そんな“構造美”を感じる一台です。
Poul M. Volther(ポール・M・ヴォルター)とは
Poul M. Volther(1923–2001)は、ボーエ・モーエンセンの後任としてFDBモブラーのデザイン責任者を務めたことでも知られる、デンマークを代表する家具デザイナーです。彼のデザインの核にあるのは、構造を正直に表現する、素材の特性を最大限に活かす、長く使われるための合理性を大切にする、といったいかにも“デンマークらしい”思想。 一見すると控えめですが、使い込むほどに良さが伝わる家具を数多く残しています。
Poul M. Voltherのソファは市場に出回る数が少なく、派手さはないものの、デザイナーの思想が色濃く反映された普遍的なデザインが魅力です。流行に左右されず、現代のインテリアにも自然に溶け込むことから、近年あらためて評価が高まっており、“分かる人には分かる”ヴィンテージソファをお探しの方におすすめの一台です。
デザインの本質
《3 Seater Sofa by Poul M. Volther》は、静かで誠実なデザインと長く使うことを前提とした構造を備え、主張しすぎることなく空間の質を高めてくれる、デンマークモダンの本質を体感できる一脚です。