FURNITURE家具
OBJECTS雑貨
北欧家具の中で最も有名な家具の一つがハンス・J・ウェグナーによる"GE290"ではないでしょうか。 1953年に発表されてから約70年。その人気は衰えを知らず、現在も生産が続けられています。 「現行品(新品)とヴィンテージは単純に年月を重ねただけの違いですか?」 と聞かれると、実はそうではありません。 細かなところですが、それぞれが持つ特徴と違いについて見ていきましょう。
これは非常に有名な話ですが、クッション内部の構成が
現行品→ウレタン ヴィンテージ→ウレタン+コイルスプリング
という違いがあります。これが座り心地にどのような違いを生むかというと
現行品 体の形に合わせてゆっくりと沈みながら変形していく感じ。抵抗がなく自然に座れるが、腰がないので物足りなさを感じる方がおられるかも。 「ふわっ」とした感じが好きな方にはお勧めです。
ヴィンテージ →腰のあるやや硬めの感触が心地よく体を受け止めてくれます。適度な硬さは長時間座っても疲れにくいですが、硬さがお好きでない方には向かないかも。 「しっかりとしたソファに座っている」感じをお求めの方にお勧めです。
普段目にしないところなので気にならないかもしれませんが、この部分にも違いがあります。
現行品 ウエービングテープが格子状に使用されています。
ヴィンテージ スプリングがストライプ状に使用されています。
こういった部分のわずかな違いが先に記述した座り心地の違いにも繋がっています。
この部分には個体差があるかもしれませんが、ここはヴィンテージと現行品、というよりも北欧と日本(CLOVERSKY)という表現の方が正しいかもしれません。
デンマークから入ってきたアイテムは特にアームの部分を触ってみると表面が凸凹していることに気がつきます。
対してCLOVERSKYで取り扱っているアイテムはサンディングによって滑らかな質感と手触りを実現しています。
毎日さわる部分なので、この違いは結構大きい要素ではないかと思います。
以上、人気のGE290についての簡単なまとめでした。
とはいえ、「読んだけど結局どっちがいいのか分からない・・・」と感じられた方も多いのではないでしょうか。
なぜなら、「座った時の感じ」は座る人の数と同じだけ違いがあるので、文字でお伝えするにはどうしても限界があるからです。
最終的には現行品であれヴィンテージであれ個体差はありますので、幾つかの選択肢から最適なもの:最も感性に響いたものをお選び頂ければと思います。
CLOVERSKYには選択いただけるだけのアイテムがございますので、いつでもお気軽にお問い合わせ下さい。
GE290含むソファの一覧はこちら